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「YK」vs「K」最終決戦!? 政権懸け4度目…靖国など対立鮮明

「YK」vs「K」最終決戦!? 政権懸け4度目…靖国など対立鮮明
http://www.sankei.co.jp/news/morning/16iti002.htm
九月の自民党総裁選をめぐり、小泉純一郎首相、山崎拓元副総裁、加藤紘一元幹事長の「YKK」が最終章を迎えている。三人が政権を懸け「小泉」対「山崎・加藤」で闘うのは、自民党が政権に復帰した平成六年以降これで四回目。ファイナルバトルになりそうな今回、靖国問題、アジア外交で意見対立が激化し、抜き差しならない様相を呈している。
≪安倍包囲網≫
 盟友関係が危ぶまれている首相と山崎氏だが、首相は十三日、首相官邸で記者団から山崎氏との関係を問われ、「皆さんが決別させたがっているのではないか。対立する方がおもしろいから。そういう報道にひっかからないように(政治家の皆さんに)注意しなさいと」とけむに巻いた。
 山崎氏も六日、民放テレビ番組の収録で「三人一緒に当選しYKKという言葉もできた。ずっと長くやってきたので終生盟友として仲良くやっていきたい。小泉政治を五年間、一生懸命支えてきた」と強調した。
 しかし、総裁選で首相の靖国参拝を争点にするかどうかをめぐり、争点にならないとする首相、安倍晋三官房長官と、争点にしたい山崎、加藤両氏の意見対立は際立つ。総裁選の構図も、首相が国民的人気のある安倍氏支持を強くにじますのに対し、山崎、加藤両氏は「安倍包囲網」(津島派幹部)の構築を目指す展開になっている。
≪友情と打算≫
 「YKK」トリオは平成三年の海部内閣当時、「竹下派(経世会→現津島派)支配」に対抗しようと、渡辺派の山崎、宮沢派の加藤、三塚派の小泉−の当選同期三氏が“結成”。その後、常に永田町のキープレーヤーになってきた。
 ただ、YKKが権力闘争で足並みをそろえたのはごくわずかで、「小泉」対「加藤・山崎」で対立したことの方が多い。加藤、山崎両氏は七年の総裁選で橋本龍太郎氏を、十年の総裁選で故小渕恵三氏を支持し、対抗馬に立った小泉氏を退けた。十二年に加藤、山崎両氏が森喜朗首相(当時)の倒閣を目指した「加藤の乱」では森派会長だった小泉氏は乱を鎮圧し、「YKKは友情と打算の二重構造だ」と言ってのけた。YKKが団結したのは小泉首相が勝った十三年の総裁選ぐらいだ。
≪不協和音≫
 イラク自衛隊派遣や靖国参拝で小泉批判を強める加藤氏は昨年一月の講演で「外交政策を中心に考え方はかなり違う。YKKは終焉(しゅうえん)しているのが実態だ」と打ち明けた。
 首相と加藤氏双方と「友情」を維持してきた山崎氏だが、浪人中の十六年夏、首相の政敵・亀井静香元建設相、加藤氏らと会談した夜、首相が山崎氏の携帯に電話をかけ激高するなど、二人の間には不協和音が響き始めていた。昨年十月、山崎氏らを中心に靖国神社とは別の追悼施設建設を目指す超党派議連を発足させると、直後の内閣改造で山崎派は閣僚ゼロと冷遇され、「山崎外し」があらわになった。
 山崎氏は元日のメールマガジンで「総裁選以降、次の指導者は内政面では小泉政権の改革路線を踏襲するとともに、外交安保路線をアジア重視に大胆にシフトすべきだ」と主張。親中派の加藤氏とタッグを組み、首相との路線対立を鮮明にしている。
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