中国外務次官ら「説得」訪朝 制裁決議案採決回避へ 瀬戸際
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=0009-nnp-int
【北京10日傍示文昭】北朝鮮のミサイル発射問題で苦境に陥っている中国の回
良玉副首相や武大偉外務次官らが10日午前、平壌に向けて出発した。日本などが
国連安全保障理事会に提出した北朝鮮制裁決議案の採決が11日未明に迫る中、北
朝鮮最高指導部との直接交渉で6カ国協議への復帰やミサイル発射の凍結を働き掛
け、決議案の採決を回避するのが狙いだ。
決議案に反対する中国は、厳しい状況に追い込まれている。共同歩調を取ってき
たロシアが「棄権するのでは」との観測が強まる中、各国から「ミサイル発射を支
持するのか」との非難が集中。拒否権を行使して採決を阻止すれば北朝鮮とともに
国際社会から孤立し、棄権すれば決議案を黙認したことになり、北朝鮮との同盟関
係に亀裂が入るのは必至だからだ。
どちらの選択肢も避けたい中国の李肇星外相は9日、国連安保理事国(15カ国
)のうち11カ国の担当者と電話で会談。拘束力のない議長声明の採決を働き掛け
たが、同調する理事国はなく、胡錦濤国家主席が回副首相に託したとみられる金正
日総書記へのメッセージと武次官の説得工作に望みを託した格好だ。
だが、残された時間は少なく、北朝鮮が6カ国協議復帰などに応じる可能性は「
極めて低い」(日本外交筋)とみられる。10日朝、北京空港に到着した武次官ら
の一行は、待ち構えた報道陣を避けるように車で滑走路に入り、チャーター機に乗
り込んだ。
=2006/07/10付 西日本新聞夕刊=
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