「国益考えて」谷垣氏ら、安倍氏批判 靖国神社参拝
http://www.asahi.com/politics/update/0804/004.html
2006年08月04日12時50分
安倍官房長官が今年4月に官房長官として初めて靖国神社に参拝していたことに
ついて、一部の閣僚や自民党内からはアジア外交への影響を懸念する声が上がった
。一方で、閣僚の多くは「靖国神社の参拝と政治を絡ませるべきではない」「コメ
ントすべきでない」と沈静化を求めた。
安倍長官の参拝について、谷垣財務相は4日の閣議後の記者会見で「この問題は
国益にかなう総合判断をすべきだ。周辺諸国への配慮がないわけにはいかない」と
指摘。「官邸という立場におられる方だと、外交関係にどう配慮するのかという問
題が全くないわけではないと思う」と述べ、官房長官の参拝は他の閣僚や政治家の
参拝とは異なる外交上の配慮が求められるとの考えを示した。
松田科学技術担当相は「日本とアジアの関係は日本とアメリカの関係同様極めて
重要で、そういう観点から言うと、もう少し慎重であった方がいいのかなと思う」
。中馬規制改革担当相は「外交問題にあえてされてしまうことに対しては懸念をし
ている」と述べた。
公明党の北側国交相は「心の問題をどう表していくかということは、一国の指導
者の場合には、適切な判断をしていかなければならないと思っている。今後ぜひ大
局に立って、適切に判断していただきたい」と語った。「一般論」としつつも、安
倍長官がポスト小泉の最有力候補であることが念頭にあるとみられる。
自民党の加藤紘一元幹事長は都内のホテルで記者団に、「日ごろの安倍さんが言
っていることから見ると、信念的なものだと思う」としたうえで「外交上かなり問
題になるだろう。官房長官は政府や国民の代表のようなもの。非常に困った問題だ
」と語った。
一方、二階経済産業相は「靖国神社の参拝と政治を絡ませるべきではないと考え
る。私が官房長官の心中を推し量って話すことはない」。杉浦法相は「国内政治の
争点にすべきではない」と述べ、小池環境相は「これを事細かに国内で取り上げる
ことは、全く国益に利するものではない。自民党総裁選への争点にすることが稚拙
だ」と語った。
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