首相靖国参拝で中国外務省「強烈抗議」
http://www.sankei.co.jp/news/060815/kok039.htm
≪「共に」努力する姿勢も強調≫
【北京=野口東秀】中国外務省は15日、小泉純一郎首相による終戦記念日の靖
国神社参拝に対し、「強烈に抗議する」とした外務省声明を参拝の30分後という
異例の速さで発表した。強い抗議を伝えることが狙いだが、両国が「共に」努力す
る姿勢を強調しており、次期政権に慎重な対応を取るよう促すメッセージの側面が
強い。参拝は中国中央テレビが繰り返し伝えた。
外務省声明は「日本軍国主義の被害国人民の感情を傷つけ、中日関係の政治的基
礎を破壊した」と非難した上で、「日本各界の有識者が政治的障害を取り除き、1
日も早く中日関係を正常な発展軌道に戻すことに力を注ぐと信じる」と強調した。
また、「歴史を正しく認識」することは「両国が共に未来に向かう政治的基礎」
だとし、「日本の政治家と広範な日本人民と共に両国の友好、発展に取り組んでい
く」とした。
中国は昨年10月に小泉首相が参拝した際にも外務省声明を発表しているが、今
回は、A級戦犯に限定して反対する姿勢が鮮明で、日中関係改善に向け「共に」努
力する姿勢を強調した。
◇
中国外務省声明の要旨は次の通り。
・小泉純一郎首相がA級戦犯を祭る靖国神社にまたもや参拝した。中国政府は、侵
略戦争の被害国民の感情を深く傷つけ、中日関係の政治的基礎を破壊する行動に対
し、強く抗議する。
・A級戦犯は侵略を計画し、指揮した者である。国際社会を無視し、参拝したのは
、国際正義への挑戦であり、人類の良識を踏みにじるものだ。
・中国は日本による侵略戦争の最大の被害国だ。歴史を正しく認識することは、両
国がともに未来へ向かう前提である。小泉首相が絶えず歴史問題で中国人民の感情
を傷つけることは、国際社会だけでなく、日本国民の信頼も失い、日本の国家イメ
ージと国益を損ねる。
・日本各界の有識者が歴史の潮流を認識し、政治的障害を取り除いて中日関係を早
期に正常な発展の軌道に戻すよう努力すると信じている。(共同)
(08/15 10:29)
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